ほどよい距離感と、働きやすさ
鹿嶋市にある貸店舗を、美容室へとリノベーションしました。
今回のご要望は、タイルを取り入れた個性的な内装にすること。そして、2台のセット面にそれぞれ個室のような落ち着きを持たせながら、スタッフ同士が各スペースを見渡せるようにすることでした。
美容室の店舗リフォームでは、デザインの印象だけでなく、お客様が落ち着いて施術を受けられることや、スタッフがスムーズに動けることも大切です。
そこで、既存の内装が持つ雰囲気を生かしながら、美容室らしい華やかさと、心地よく過ごせる距離感をつくりました。
入った瞬間に、美容室らしさが伝わる
[Before]

[After]

エントランスから見て左側の、自然と視線が向かう位置に、デザインのポイントとなるペンダントライトを配置しました。
印象的な照明が目に入ることで、入店した瞬間からお店の雰囲気を感じられ、その先の空間へと自然に視線がつながります。
初めて訪れた方にも、この美容室ならではの個性や世界観が伝わるエントランスに仕上げました。
個室感は保ち、視線はつなぐ
[Before]
[After]

カットブースには、2台のセット面を設けました。
それぞれのセット面を囲む壁に角度をつけ、席の間には間仕切りを設けています。
壁で完全に囲えば個室感は高まりますが、周囲の状況が見えにくくなり、スタッフ同士の連携が取りづらくなります。
一方で、空間を開放しすぎると、お客様が周囲の視線を気にして落ち着きにくくなります。
そこで、セット面を囲む壁の角度を工夫しました。
お客様同士の視線や気配が交わりにくい一方で、スタッフはカラーブースから各スペースの様子を確認できます。
落ち着いて施術を受けられる個室感と、スタッフが連携しやすい見通しのよさを両立させました。
[After]

お客様には、周囲を気にせず落ち着いて過ごせる距離感を。
スタッフには、声をかけ合いやすく、施術の状況を確認しやすい見通しを。
お客様の心地よさと、スタッフの働きやすさが自然につながる店舗デザインです。
既存のデザインを生かし、タイルでアクセント
[Before]

[After]

店内は、既存の空間が持つ表情をできるだけ残しながら計画しました。
リノベーション前の建物や内装のよさを無理に変えるのではなく、使える部分を生かしながら、新しいデザインを重ねています。
天井は鉄骨の梁を隠さず、あらわしにして塗装で仕上げました。
カウンターや床の立ち上がりには、グリーンやグレーのタイルを取り入れ、空間にリズムと個性を加えています。
無機質な素材感の中で、タイルの艶や色合いがほどよいアクセントとなる、美容室らしい内装デザインです。
タイルをポイントとして使うことで、訪れるたびに印象に残り、このお店らしさを自然に感じられる空間を目指しました。
見どころ
落ち着いて施術を受けられる個室感と、スタッフが連携しやすい見通しのよさ。
一見すると相反する二つの要素を、間仕切りの配置や壁の角度、動線の工夫によって両立しました。
鹿嶋市で美容室のリノベーションや店舗リフォームを行う際は、見た目を整えるだけでなく、お客様が心地よく過ごせること、スタッフが働きやすいこと、そして、そのお店らしさが伝わることが大切です。
空間の雰囲気や動線、素材、照明までを総合的に考え、店舗の魅力と使いやすさを形を実現しました。